栃木県


  栃木と言えば、現在「世界遺産」に登録されている日光東照宮には、森忠政献納の石燈籠が並ぶ。
更に、関ヶ原の合戦に至る前の会津の上杉討伐では、森忠政も徳川軍として従軍しており、小山評定にも立ち会い、秀忠のいる宇都宮に着陣し
ている。

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■ 小山評定跡



 慶長5(1600)年7月、徳川家康が上杉景勝討伐のため会津へ向かって下野国小山に本陣を置いた時、石田三成の挙兵の報が入った。
家康は小山で軍議を開き、このまま会津に向かって上杉を討つか、反転して三成を討つべきかを諸将に問い、天下分け目の関ケ原へとつながった「小山評定」の場所。
「小山評定の」正確な場所は確定できないらしく、小山市役所の駐車場に石碑がある。

《 みどころ 》上杉景勝討伐軍には森忠政の姿もあり、有名な小山評定にも立ちあっている。その後、徳川軍は家康軍と秀忠軍に別れて行動し、忠政は秀忠軍として中山道筋をたどって進軍することになる。その後忠政は上田の押さえとして信州に留めおかれ、関ケ原の合戦には参加を許されなかった。 

《 その他画像 》 ■小山評定手ぬぐい 駅の近く小山市まちの駅「思季彩館」で購入。
           
森忠政陶像 私は特別展で見ました。普段は小山市役所文化センターに
                    展示されているそうです。
《 交通 》JR小山駅より徒歩15分


■ 日光東照宮


森忠政寄進の石燈籠(1)
手前中央が森忠政の石燈籠。
奥の二基は京極家の石燈籠。
石燈籠の銘文奉寄進
石燈籠二基
東照大権現 寶前


元和三丁巳年四月十七日
森美作侍従


藤原朝臣忠政
 徳川家康を祀るために建立された社。

《 みどころ 》 境内には、諸大名などから献納された燈籠が数多く残っている。
森忠政も二基の石燈籠を東照宮の御鎮座の年である元和三(1617)年に献納している。
表門
をくぐって、陽明門へ向かう「輪蔵」という建物の前に森忠政寄進の石燈籠二基
がある。  

森忠政寄進燈籠地図

 また、同じ日光山内の輪王寺大猷院のほうには、夜叉門前に森長継寄進の銅燈籠が
二基存在する。


森忠政・長継の燈籠探しにあたっての参考図書:
  『大日光19号・65号・77号』日光東照宮
  『日光山輪王寺75号』輪王寺
  『日光東照宮』日光東照宮(←日光東照宮宝物館にて購入)

《 その他画像 》 ■森忠政寄進の石燈籠(2) もう一基。
             
灯籠(2)に刻まれた文字「森美作侍従 藤原朝臣忠政

《 交通 》JR日光駅・東武日光駅より バスか徒歩


よろしければ、旅行記もご覧ください。


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