並八幡宮宝物太刀

当神社の神主が盗み蘭丸が信長にプレゼントしたようわからん太刀。

由緒・太刀名など不明

太刀の作者不明。


この武並八幡宮は美濃国恵那郡大井宿(現・岐阜県恵那市大井町)にある。現在は武並神社と呼ばれている。

森家の領土であった岩村城領内にある神社で、歴代の岩村城主の氏神であったのと同様、森蘭丸の氏神ともなっていた。

この神社の宝物殿に銅造りには鷹のような鳥を彫った太刀があったらしい。それはあるいは鵜の彫り物であったともいう。ともかくこれ

を、神主の大禰宜甚太夫が盗み出し、盗み出されたそれを岩村城主の蘭丸が信長に献上したという。

地元の人々の語り伝えが、江戸時代になって森家子孫の耳にも入ったようだが、森家の記録では「どうも不審な話である。」と結んであ

る。神社にはその話は記録としては残っていないようだ。他の詳しい記載は一切不明。この刀の由緒も、そしてこの刀が其の後どうなっ

たかも判らない。

武並神社境内


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1592年には、秀吉の命で朝鮮出兵の修羅船(石積み船)作りに材木が必要とのことで、森忠政が家老の各務兵庫元正にこの神社のご神

木の杉の伐採を命じている。

ご神木は、中世に鎌倉三将軍の廟堂近くの木がこの地に移植されたものだが、このご神木を切ろうとすると、この大木からおびただしい出

血があり、木こりも怖がって結局作業は中止になったという話がある。そら怖いわ。

江戸時代にはまだこの神木が残っていて、四抱え(人が両手で幹に抱きついて四人分で一周できる大きさ)の大木に、四分の一の切り口が

確認できたというが、現在、その逸話にあるご神木は残っていない。


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