鏡野町
津山市と隣接する苫田郡鏡野町。真経の地で、森忠政の長男・重政が息をひきとった。
時の流れが止まったような田園風景の中に森家史跡が静かに点在する。
■ 森大膳亮重政の墓
「大膳さま」と呼びならされる森忠政の長男・重政の墓。 重政は1593年に森忠政の長男として金山で生まれ、1618年にこの地にて病死した。 墓の後方の小高い丘の藪の中には「お墓畝」と呼ばれる場所があり、 ここで火葬されたともいわれ、近年建てられた石碑がある。 後に重政は誕生寺に改葬された。 ちなみに、この重政の娘「お捨」は、津山妙願寺2代目住職・紹向に嫁いでいる。 《 みどころ 》 |
■ 宗重の大桂(おおかつら)
当時、樹齢約700年の大樹であったこの大桂は、慶長年間、森忠政が鶴山城を築いた時に天守閣 の心柱にするために切り倒された。その切り株はなお生命を保って洞を形成し、枝が分かれて現在 の形になったと言われる。 《 みどころ 》 |
■ 鍵湯
奥津温泉にある鍵湯。 森忠政の湯治場として知られ、一般の入浴を禁じたと伝えられる。 老舗旅館「奥津荘」には、森忠政が鍵をかけて専用の湯とした「鍵湯」が 残されている。 《 みどころ 》 この奥津荘の「鍵湯」はもともと男湯だったが、現在は時間により 《 交通 》 JR津山駅より中鉄バスで60分 |
真庭市
■ 高田城跡(真庭市勝山)
勝山城。中世に三浦氏によって築城され、以降、その時々の権力者の有力者が 城主となっていた。 森家が美作国に入部した慶長八(1603)年以降、森忠政の重臣の各務四郎兵衛、そ の後は大塚丹後の大塚氏が五代に渡り城番を勤めた。 《 みどころ 》 山上の遺構はグラウンドと化したり地デジ放送施設が建ったりして
《 その他画像 》 城山・太鼓山案内地図 二の丸 本丸 三の丸 出丸カンカン井戸 |
■ 幕湯(真庭市仲間)
森忠政が幕を張って入った温泉だと伝わる。 《 みどころ 》 幕湯(源泉)があるのは、真賀温泉館。混浴となっているので注意。 《 交通 》 車で行きました。 |