\(^o^)/    織田家家臣団新年会


蘭丸:「新年あけましておめでとうございます!今年も始まりました、織田家家臣団新年会イン安土城!さーて、今年は森家より特別ゲストを連れております。」

ひひーん!!!!

蘭丸:「おもいっきり午年にちなんで森長可自慢の名馬、”百段”でーす!!ほーら、兄上の隣にお座んなさい。」

長可:「おーい。こっちこいや。」

ひひーん!!!がしゃーん!!!がちゃーん!!!!

蘭丸:「あらあら、明智殿を力まかせに蹴り飛ばしちゃ駄目じゃないか。」

信長:「これ、光秀。障子に首をつっこんで、今年の出し物はそれか?」

光秀:(あのバカ兄弟が来るといつもこうだ。。常識的に考えて座敷に馬入れるなよ。)

蘭丸:「まあ、いきなり驚いていただいたところで、さあ、今年も楽しい出し物が目白押し。」

信長:「今回は趣向を変えて、戦国最大の発明王大会じゃ!優勝者にはバカチン帝国伝来のグラスセットプレゼント!」

ドンドンドンパフパフー!!!

蘭丸:「さあ最初は大河ドラマ化を祝して、とっしーこと、前田利家殿の発明品です!」

利家:「私の発明品は、人質対応デジタルおまつでござる。これは前田家が総力を傾けてこしらえた、おまつにクリソツなアンドロイドで、癒し系の可愛い顔をしつつも、このようにいざとなると、この腕が」

シュパーン!!!

シュパーン!!!

秀吉:「いやん、城壁を突き抜けたでござるよ。」

利家:「あの、ミサイルはデジタルおまつが世界中のどこにいようとも、琵琶湖の中心部に突っ込むようにプログラミングしております。」

勝家:「琵琶湖のど真ん中に入って意味あるんかい。」

光秀:「で、人質対応とは?」

利家:「万が一デジタルおまつが人質に取られしときは、このオプションドリルを両腕につけてもらいます。」

ウイーーーーン!!ガルルルルルルル!!!!!

信長:「おい。わしの城の床をぬくな。床をぬくな。」

ドサーン!!!

利家:「このように、穴を掘ってとらわれの地より脱出することが可能です。スキを見て本物のおまつを現地に置いてくることにより、デジタルおまつの脱出はバレることもなく完璧なものとあいなりまする。」

秀吉:「つーか、発明品、下の階に落ちたで。」

蘭丸:「お次は秀吉殿ですよ!」

秀吉:「拙者の発明はこれでござる!」

ズモモモモモ、、、、

信長:「なんなのだ、この超純金のデラックス秀吉像は??こういうのは暗黙の了解で作っちゃいけないんとちがうか?」

秀吉:「これは、この胸の部分をパカッと開くと。。。」

ゴォオォオオオオオオオ!!!

利家:「お、温風!!!いやな予感!」

秀吉:「これぞ、わらじ保温機でござる!」

勝家:「しょーもないことに大金かけやがる」

秀吉:「名づけてHIDEYOSHI初号機!」

光秀:(なんのひねりも入らぬネーミング。。。。風流人の拙者には耐え難い。)

秀吉:「HIDEYOSHIの機能はこれだけではござらぬ!なんと水攻め対応!では、」

ズッカ!ズッカ!

蘭丸:「あ、歩いた!すごい!あ!明智殿が力まかせに蹴られた!通り道にいるとあぶないですよー。」

光秀:「ぐはっ!あ?!HIDEYOSHIがさきほどのデジタルおまつの掘った穴に!!」

がっしゃーん!!!!!!!!どんがらがっしゃ−ん!

秀吉:「ああ、光秀どのにあたったばかりに拙者の発明品のコースがずれたでござるぅ!HIDEYOPSHI-!!!!」

信長:「つーか、わしの城壊す気だろ」

蘭丸:「きゃん!次は家康どの!ここで一気に盛り上げてくださいませ!」

家康:「せっしゃのは、ティッシュペーパー2枚重ねを1枚にバラしてくれるという、このリサイクル機、、」

長可:「それってリサイクルじゃねーよな。〇〇ってゆーか、ケチってゆーかー、、、、」

蘭丸:「あーっ!!!イエローカード!ねね、兄上。兄上の発明品をご披露めされては?」

長可:「俺は明智どのの後でいーよ。」

光秀:「え?!いきなり拙者?」

秀吉:「なら、明智殿どうぞ。」

ヒヒーン!!!

長可:「おーい。百段、興奮するなってー。しいたけニンジン食うか?」

光秀:「拙者の発明はこれでござる。大吉がでるまで自発的におみくじを吐き続けるミニチュア神社、あたご君。ネーミングも妻と一緒に一晩寝ずに考えました。」

 

 

                      

 

 

 

光秀:「え?み、、、みなさまがた、なぜかように静かに?誰かためしにひいてみられませぬか?」

蘭丸:「中身のおみくじはどなたがおつくりに?」

光秀:「拙者の娘が二晩がかりで作りました。」

信長:「む。大吉。ラッキーアイテム、落ち武者。」

グワシャ!

長可:「あ、わるい。ミニチュア神社、百段が踏み潰しちまった。」

光秀:(ふ、予想通りの意地悪で切ない展開。。ならぬ堪忍するが堪忍。)「動物のすることでござる。拙者はちっとも何にも気にしていないでござる。さて、森家の御曹司の発明品はなんでござろう。いやーたのしみたのしみ♪」

長可:「あ、私のは柴田どのの後でね。」

信長:「出し惜しみするとはよほど凄いのだな。」

勝家:「拙者のは自動カメ割り機でござる!!!この、電動ハンマーつきマゲカツラを装着すると、半径1m以内にあるカメはすべて割ります。」

ガッシャーン!!ガッシャーン!!!

蘭丸:「宴会用のみんなのお酒が入ったカメをどんどんどんどん割っております柴田どの!会場足元、すんごいことにんまっております!あのう、私かぶっちゃって、冷たいんですけど、、、。」

秀吉:「すげー」

利家:「かっこいー」

光秀:「かなり迷惑なのになぜ、ミニチュア神社よりうけがいいのだ、、、、。」

信長:「わしの城が水浸しじゃん。」

蘭丸:「ん?」

ギーガシャンギーガシャンギーガシャンギーガシャンギーガシャンギーガシャン!!!!

秀吉:「下の階に落ちた水攻め対応HIDEYOSHI初号機が、水の音に反応しているのでござる!」

蘭丸:「反応するとどうなるんです?」

秀吉:「ダンシング機能が展開しております!楽しげに踊っておりまする!」

利家:「そうでござるか?デジタルおまつは踊っている人を見ると一緒に踊る機能がついておりますぞ。では一緒におどっているでござるか?」

秀吉:「おどっているなー。」

柴田:「下の階からかなりの破壊音が。」

長可:「かっこいー!俺もほしいよ!おい、蘭丸あれ買えよ!」

蘭丸:「私お酒かぶって気持ち悪いんですけど。。。」

信長:「あんな機械ただでいいからもってけ。」

秀吉:「え、えーと、な、長可殿、そろそろ出番では?」

長可:「、、、、見たいすか?」

勝家:「かなり引き伸ばしてたくせに。」

長可:「では。」

ポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポク

長可:「これは母のために夜なべしてつくった発明品です。1秒に16連打が可能な、木魚はや打ちマシーン、タカハシです。。なぜかこれで母親に3日間、そしられなじられました。」

信長:「おまえのことだからすごい核兵器がでてくると思いきや。。。。」

ポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポクポク

長可:「でも、この木魚、おりたたみ式の羽が生えてきて、飛ぶんです。」

秀吉:「飛んで、どうなるの?」

長可:「琵琶湖の中心部に落ちます。」

信長:「、、、、、。」

利家:「、、、、、、、、、、、、。それより私は下の階の騒音が気になる。」

長可:「蘭丸!てめー、この木魚やっぱり相手にされないじゃんか!どうしてくれるんだよ!え?」

蘭丸:「知りませんよ!私にさえ何こしらえたか内緒にしてたくせにぃ!」

信長:「おお、お蘭。そちの発明はなんなのだ?」

蘭丸:「私のはたいしたことございません。」

光秀:「去年彼は蛇に呑まれてたからな、今年は馬に食われるのであろう、、。」

蘭丸:「うんしょ。」

どっかん。

秀吉:「なんでござるか?その机は?一見かなり普通の木机だが、、」

蘭丸:「いえ。机よりもこの引き出しの中にあるのが発明なのです。ではちょっと失礼して行ってまいります。」

利家:「おい、蘭丸どのが引出しの中に入ってしまわれたぞ。」

信長:「ぷ。何の発明か一切告げずに行ってしもうたわ。」

秀吉:「出てまいりませぬな。長可殿あの発明品はなんでござるか?」

長可:「アホの考えることはぜんぜんわかりませぬ。引き出しにフスマ突っ込んだれ。えい。」

信長:「では!宴もたけなわ!最後にわしの発明品を紹介しよう!この机を借りましょか。」

どん!

秀吉:「おお殿!それはカキ氷か何かをつくる機械で?琵琶湖中心部から氷を持ってまいりましょう!」

信長:「これは自動ドクロ杯製造機。金箔つき(*^^*)。アシスタントの蘭丸がいないので、伏せ字なしでお届けします。で、だれぞ、この材料に」

 

 

 

 

                   解散

 

 

 

 

信長:「なぜ皆逃げるー?!!!こらー!勝手に解散するなー!!!!!!な、長可!あ、あいつ畳の上を馬に乗って逃げやがって!利家!デジタルおまつに背負われて逃げた!あ、、、、琵琶湖の真ん中に落ちた。あそこに飛ぶのは腕だけじゃないんかい?!

 

なんてこった、、、誰もいねえ。。素敵で戦国チックなオチはいらないのか?

そうだ、一人いた。机の引出しあけてみよー。

がらっ。むくっ。

蘭丸:「きーっ!あんなジャリンコごときに殿をボタン1つでいいように操られるとは!ましてやなん
なんだあの森家の扱いは?ちょいやく?私ってちょいやく?それにだいたいあのおっさん誰が見て
も8色だろう!どうしてわざわざ240色も使って表現してんの?つーか永録生まれの自分にネット対
戦って言われても意味わかんないし!」

信長:「お、おかえり。」

蘭丸:「、、、、、。」

信長:「どうした?すごいケンマクで、、、。なんか深刻そう。。」

蘭丸:「とのぉ。」

信長:「おーよしよし蘭ちゃん。一体どうしたのじゃ。」

蘭丸:「見て、、、まいりました。」

信長:「何を?」

蘭丸:「われわれの未来を。。。。」

信長:「なんじゃ?その円盤みたいなのは?」

蘭丸:「しくしく」

信長:「なんじゃ?!なんなのだ!その七色に光る真ん中に穴のあいた円盤はー!!!!!?」


宴会終了