●●● 織田家家臣団新年会2003 ●●●
蘭丸:「今年も始まってしまいました、織田家家臣団新年会!今回はバージョンアップして賞罰つきのイベントになりました!
新年会のタイトルは『裏技紹介 織田家の食卓』!」
光秀:「パクってる!パクってるぞ!」
信長:「うむ。今回は織田家の金蔵から鳥目千貫だいふんぱつじゃ!」
利家:「して、ごほうびとはなんですか?」
蘭丸:「一等賞には、なんと豪華越後旅行3泊4日ご招待!私めが坊丸力丸を連れて下見に参りましたが、なかなか風光明媚のところでしたよ。」
秀吉:「思いっきり敵さんの領土だぎゃ。」
勝家:「そういえば、最近坊丸どのも力丸どのもめっきり見かけないでござるな・・・・・・。」
蘭丸:「でも、越後って食べ物も美味しいし、人もいいし、素敵なところですよ。ほら、”愛”という座右の銘を書いたサインももらいましたし。」
信長:「誰に会ってきたんじゃい!」
信忠:「その恩賞、どうやっても鳥目千貫にはならぬぞ、お蘭どの。」
蘭丸:「ええ、罰ゲームを大ふんぱつしました!なんと、罰ゲームに当たった方には、肉うどんの具になっていただきます!」
秀吉:「わしらのうち誰かが肉うどんの具にされるのだぎゃや?!」
長可:「それじゃあ、全然罰ゲームになってないっつーの!」
信長:「・・・・・・長可くんが比類無き勇者なので、先生大変うれしいです。」
蘭丸:「ではでは、一番手には家康どの、どうぞ!」
家康:「拙者のネタは、フンドシを未来永劫長持ちさせる裏技です。用意するものは、フンドシとラミネート加工のパウチマシーン!」
全員:「・・・・・。」
家康:「あ、今パウチマシンの電源入れましたので温まるまでしばしお待ちくだされ。」
全員:「・・・・。」
家康:「あ、準備できたでござる。これで手を温めるのもよろしいな。透明なフィールムにフンドシをはさんで、パウチッ!!」
秀吉:「あのう・・・それって身につけるのにはちょっとためらいまするよな?」
家康:「拙者は今も身につけておりますが、なかなかいいカンジでござる。このラミネートフンドシはお蘭どのに進ぜよう。」
利家:「お蘭どのときたら、嬉しげに涙ぐんじゃって・・・。」
信長:「家康どのを台所へお連れしろ。」
家康:「え?」
信長:「今日の夕飯はタヌキうどんじゃ!美学のない裏技などわしの好むところではない!」
信忠:「あら、うどんの具になってしまわれるのですな。」
蘭丸:「上様ぁ、まだ他の方々の結果を拝見してからになさいませぬと・・・。」
秀吉:「ではお次は拙者が裏技を紹介しますだぎゃ。拙者のは一瞬でわらじをホットにする裏技を紹介して進ぜよう。」
信長:「あーあーあーあー!!!こやつを鍋にぶちこめ!」
秀吉:「ま、まだ何にもやってござらぬのに!」
信忠:「と、なるとサルうどん?」
勝家:「ハゲネズミうどんの可能性も否めない。」
信長:「サルータヌキうどんじゃ!!」
利家:「・・・なんだか殿のご機嫌ななめでございますな。」
蘭丸:「私が天下の名物の茶碗をいくつも割っちゃったからじゃないですか?」
長可:「そういうお前はケロッとしているな。」
秀吉:「慎重なお蘭殿がそんな事をしでかしてしまうとは信じられぬだぎゃ。」
蘭丸:「それはですね、上様が無理矢理 私の頭に茶碗をねじこもうとなさるので割れちゃったのですよ。」
家康:「それって、お蘭どのが割ったことになるの?」
蘭丸:「でもまあ、上様は心の広い方ですから。」
家康:「いや、明らかに皆、巻きぞえこうむっています。」
蘭丸:「えーと、お次は利家どの。どうぞ上様のご機嫌を直させる素敵な裏技をお見せくださいませ。」
利家:「私の裏技はクリビツですよ。日本海の荒波にもまれる裏技!!!!」
信長:ピクッ。
信忠:「あ、父上がちょっと興味をもった。」
利家:「用意するもの、それはカモメとトレンチコート!」
蘭丸:「はい、私お手伝いして着せてさしあげますよ。利家どの、右腕だしてくださいな。」
利家:「お蘭どの、それはカモメ。」
蘭丸:「あ、あら。そうなのですか。それっ、飛んでけカモメっ!!!」
利家:「お蘭どの、それは光秀どの。」
長可:「けっ。」
利家:「長可どの、そなたがトレンチコート着てどうする!」
長可:「けっこうあたらしもの好きです。」
利家:「君の欲しがっていたデジタルおまつあげるから、トレンチコート早く返して!とっととしないと、日本海の荒波がやってくるから!」
勝家:「なんか安土城に轟音が迫っております!!!」
利家:「来ましたかーっ!!!この裏技のために日本海沿岸で地震を起こし、地震による津波を安土城まで呼び寄せましたっ!利家!哀愁の日本 海!!カモメよカモメ!私の行方を教えておくれっ!!ほら、お蘭どの!ここでカモメを飛ばしてちょ!!!」
蘭丸:「えいっ!」
勝家:「だからそれは光秀どのだって!あーあー、お蘭どの、せっかくの日本海の荒波なのに、情緒でなかったよ。」
信忠:「あー、光秀どのが高波にさらわれてしまったぞ。」
秀吉:「案外、お蘭どのって、あわてんぼうさんだぎゃ♪」
蘭丸「ごめんなさいね、利家どの。おわびに家宝のランチャンマットを差し上げます。」
利家:「それってさっきのラミネートふんどしだろう!いらんわっ!」
信長:「・・・どっちかというと、地震を起こす方法を教えてほしい。」
勝家:「私めの裏技は敵の軍勢に悟られずにカメの中でブルーベリーを育てる裏技です。あ、ちょうどいいところに光秀どのがワカメを巻いてお戻り だ。光秀どの、肥料になってくだされ。」
光秀:「やだね。」
家康:「いつも人のいい光秀どのが、いつになく強気でござりまするな。」
光秀:「私がいつまでもお人よしでいると思ったら大間違いでござる。今日こそこの機会を利用してこの光秀のすごさを思い知らせてやる!」
蘭丸:「・・・このランチャンマットいりませんか?」
光秀:「いらんっ!」
秀吉:「日本海の荒波にもまれて強くなったがや。」
利家:「おお!天から雷鳴がとどろいております!BGMとしては極上ですな!」
光秀:「この裏技をご披露するために、演出として、雷神様に青白きイカズチをお願いしたのだ。」
信長:「いや、だからそういう方法のほうが知りたいって。」
光秀:「天駆ける裏技!!私はこれで鳥のように下天を眺めることも可能!」
蘭丸:「なんですかっ?!その翼は?!しかもくちばしまでつける必要があるのですか?!」
光秀:「む〜っかっしぃギリシャ〜のいかろすはぁ〜!!!ぶぁさっ!ぶぁさっ!ぶぁさっ!!!」
長可:あんぐり。(゜□゜;)
光秀:「やった!やった!森兄弟をビビらせる悲願達成!ほうら、お蘭どの、この命綱を持っていてくだされっ!」
蘭丸:「え?あ?はいっ!」
光秀:「では、助走をつけて、行ってまいりますっ!とうっ!ぶぁさっ!ぶぁさっ!ぶぁさっ!!!」
秀吉:「ほんとうに飛んでる・・・・。おったまげた!」
利家:「やっぱカモメじゃん。」
蘭丸:「地上にいる私が、上空をゆく光秀どのの命綱を持つ意味がよくわかりませぬ。」
長可:「それ引っ張ってみれば?」
蘭丸:「うーん・・・・・・。」
長可:「持ってる意味ないんなら離せや。」
蘭丸:「それもそうですね♪」
秀吉:「ああっ!光秀殿が突風にあおられて風にさらわれて行った!!お蘭どの命綱は離しちゃだめだぎゃあ。」
信忠:「どこまでも救われない人だなあ、光秀どの・・・。」
蘭丸:「しょうがないな、私はうどんの具になりますよ。」
信長:「つーか、貴様ら。本当に裏技の趣旨がわかってやってんのか?・・・曲りなりにもかろうじて理解しているのは徳川殿だけみたいだし・・。」
長可:「はいっ!私は同盟をぶちこわしにする裏技を発見しました!」
信長:「わかってないじゃん!」
長可:「さらに発見!上司と犬猿の仲になる裏技!」
信長:「いらん!」
長可:「ケガをせずに刀を丸呑みする裏技!」
信長:「大道芸人かっ!お前は!」
信忠:「父上は何か裏技をご披露めさるのですか?」
信長:「う、、うーん。茶碗を使って頭の形状を矯正して、形のいい杯をとる裏技とか考えたんだけど、被験者がまずくって上手くいかんかったわ。」
蘭丸:「えーん!肉うどんの具になってやるぅ!」
信長:「でもね。地球を持ち上げる裏技を教えて進ぜよう。蘭ちゃん、逆立ちして。」
蘭丸:「は?はあ・・・。よっこいしょ。」
信長:「ほうら!ほうら!君は今、地球を持ち上げているんだぞ!感動的瞬間だのう!」
蘭丸:「うーん、、。きついばかりで、おっしゃる意味がまるで理解できませぬ。」
信忠:「お蘭どの・・・・・・・・男のくせにスネ、白いね。」
勝家:「ひざこぞうをもっとしっかり洗わないと黒ずんでいるぞ。」
利家:「なんで両足がそんなに引っかき傷だらけなのだぎゃ?」
長可:「あーあーあー!懐から菓子をいっぱい落としやがって!さいってー!!!」
蘭丸:「だーっ!!!見るなぁー!!!」
バタッ。
長可:「昨夜必死にタコツボになる裏技さがしていたのに、披露せぬまま逝ったか・・。」
信長:「だからそういうの裏技じゃねえって!」
(^□^)ちょんまげとんとん織田家臣団社内報 優勝者 1名 越後敵地旅行ご招待・3泊4日 ※ただし現地集合・現地解散 明智 光秀 罰ゲーム 3名 肉うどんの具 ※安土城どんど焼きフェスタで大鍋うどんが振舞われます。 徳川 家康 羽柴 秀吉 森 蘭丸(本人のたっての希望により塩コショウで味付け)
|
おわり。